■あまり聞きなれない!?プチブラック状態とは

クレジットカードの審査においてブラックという状況は皆さんも耳にしたことがあると思います。支払いが長期にわたり遅延したり、自己破産や任意整理などの債務整理を実施したときに入ってしまうのが一般的認識されているブラックの状態でしょう。これはクレジットカードなどの作成時に参照される信用情報に、明確にその事実が記載されることによって起こるものです。参考ではありますが、一般的に呼ばれるブラックリストというのはそのようなリストが存在しているわけではなく、この信用情報に問題がある人のことを指しているんですね。ものとしては存在していませんが、明確な基準があるのが通常のブラックリストと呼ばれているものです。

それに対してプチブラックと呼ばれる状態はどのようなものなのでしょうか。こちらは明確な定義があるわけではなくとある状態になっている人のことを指していることが多いです。その状態というのが短期間でクレジットカードに多く申し込んでいる状態です。そんなこと関係あるのかと思う方ももちろんいるでしょう。実はこの状態はクレジットカード会社には筒抜けなのです。先程も少し触れましたがクレジットカード作成時には信用情報と呼ばれるものを参照することになっています。この信用情報にクレジットカードに申し込んだ履歴というのも掲載されてしまうんですね。そのため、あまりにもクレジットカードへの申し込みが多いとクレジットカード会社に現金に余裕がない人との印象を与えることになります。この状態のことをプチブラックと呼んでいるわけです。プチブラックと呼ばれるにあたって明確な基準というものは存在していません。申込み数に対する評価というのはそれぞれのクレジットカード会社の判断に任されることになっています。

一般的にクレジットカードの申込状況というのは半年間信用情報として残ることになっています。つまりどんな長くても半年間待てばこのプチブラック状態は解消されるわけですね。しかし、ここにはちょっとした落とし穴があります。それはクレジットカードの審査に通らないからとプチブラック状態でどんどんとクレジットカードに申し込んでしまうことです。これは負の連鎖を引き起こしてしまい、いつまでもプチブラック状態が解消されないことになってしまいます。確かにクレジットカードを必要としている時はどうしてもクレジットカードに申し込みたくもなるでしょう。ですが、先程も述べたように申し込みを続けるといつまでもプチブラックが解消されない可能性もありますので、注意してくださいね。

■クレジットカードの現金化によるブラック

どうしてもお金が無い時に何かと目に止まってしまうのがクレジットカード現金化の文字ではないでしょうか。もし仮にクレジットカードの現金化が出来るのであれば、そこからは支払い方法を選べるため何かとやっていけるように考える人も居ると思います。
しかし、このクレジットカードの現金化はあれほど広告が出ているにも関わらず実はブラックになる行為なんです。万が一ときにブラックになることないうように、正しい知識を付けておきましょう。

そもそもクレジットカードの現金化がブラックになるという話を説明するにあたり、クレジットカードの現金化について簡単に説明しておきましょう。一般的にクレジットカードの現金化とはショッピング枠を利用して現金を得ることを指しています。その方法は至って簡単で、ショッピング枠を利用して買い物したものを中古品買取業者などに買い取ってもらって現金にするというものです。街中などで見かけるクレジットカード現金化と描かれている広告は、この買い物と買取を一手に引き受けている会社だと思っておけば分かりやすいでしょう。

しかしながら、この行為には問題があるのです。一見すると自分が買ったものを買取してもらうだけなので問題がないようにも見えるでしょう。でも実はクレジットカードの利用規約には次のような内容が必ず記載されているのです。
・物品を転売する目的でクレジットカードを利用してはいけない
あくまでこれは要約でありクレジットカードの利用規約にはもっと細かいことが書かれているのですが、言えることは利用規約にクレジットカードのショッピング枠は現金化のために利用してはいけないと書かれている訳ですね。

そこで気になるのがもし仮にクレジットカードの利用規約に反してしまうことになったらならばどうなるのかということです。これはクレジットカードの強制解約に繋がります。もし支払い残高があれば一括で請求されますし、その支払いが出来なければブラックに入ってしまいます。そもそも信用情報に強制解約の事実が記載されてしまった時点で、他のクレジットカードに関しても同様に強制解約される危険性が出てしまいます。中途与信をどの程度確認しているのかはクレジットカード会社によって異なるのですが、信用情報に問題あることが記載されていまうとその後のクレジットカードの利用に関してブラックと同じ扱いを受けてしまうことになりかねません。

■これならブラックにはならない

時折クレジットカードの審査に関してなんでもかんでも知られているのでは無いかと勘違いされている方が居ます。クレジットカード作成と言えども大半の情報は個人情報として保護されているためクレジットカード会社が知ることが出来る情報というのはごく一部です。

勘違いのよくある例としてあるのは公共料金の支払い遅延です。公共料金のガスや水道代については毎月送られてくる支払い用紙を利用して支払いを済ませている人も多いでしょう。こういった公共料金をうっかり支払い忘れてしまうようなことはあると思います。遅れないに越したことはないですが、日常生活ではいつ何が起こるか分かりませんので可能性としては十分考えられるでしょう。ですが、この支払い状況というのはクレジットカード作成時に参照される信用情報には記載されていません。そのため仮に遅れたとしてもクレジットカード会社はその事実を知る方法はないのですね。クレジットカード会社も情報源はこの信用情報の参照に限られています。そのためここに記載されていないことは知られず個人の情報というのは守られているのです。ただし注意が必要なのは公共料金をクレジットカードで支払っている場合です。この場合は公共料金を含めてクレジットカード全体の支払いが出来ていないということになります。これはクレジットカードの支払状況ですのでクレジットカード会社は参照することが可能です。公共料金としては問題なくても、クレジットカードの支払状況として問題になってしまいますのでここは勘違いしないように注意が必要です。

また、最近話題となっている過払い金請求についてもブラックリストに入るようなことはありません。こちらは本来は支払う必要がなかったお金を返還してもらう手続きですので利用者に不利になるようなことは起きないように整備されています。ただし、これも注意が必要で過払い金請求をしたあとも債務が1円でも残ってしまう場合には信用情報に債務整理として記載されてしまうということです。信用情報に債務整理が記載されてしまうとこれはブラックリストに入ってしまうことになります。過払い金請求する時には担当の弁護士さんなどに残高が残ることが無いのか確認し、残るようであれば別の方法も考えてもらうなどする必要があるでしょう。

奨学金などお金を借りているものの情報は支払い遅延すると信用情報に記載されてしまいます。しかし、世の中の支払いの全てが信用情報に記載さている訳ではありませんのでそこは安心してもらいたいとも思います。

■ブラックになってしまったときの対処法

クレジットカードの支払いが遅延するなどしてブラックの状態になってしまったらどのように対応すれば良いのでしょうか。まず皆さんが考える事は支払いを全て済ませてしまうということでしょう。これは間違いありません。ブラックになってしまった以上、他のクレジットカードの利用も停止されてしまう可能性もありますし利用分はまず少しずつでも支払いをすることが先決となっています。しかし、クレジットカードのブラック状態というのはこれだけで解決するわけではありません。これはブラック状態の仕組みを理解しなければわからないことでもあります。

一般的なクレジットカードのブラック状態というのは信用情報が「異動」の状態となっていることを指しています。この異動というのは簡単に説明するとクレジットカードやローンなどの支払いが長期に渡って遅延しているということを他のクレジットカード会社に伝える仕組みとなっています。他のクレジットカードで支払いが遅延しているわけですから新しくクレジットカードを発行してもまた遅延する可能性がありますよね、そのためクレジットカード会社は発行を見送ることがほとんどとなってしまいます。
この異動というのがやっかいなものであり、一度信用情報に記載されているとなかなか消えない仕組みとなっています。まず異動が記載されてしまったら、残っている支払いを全て払い終えることから始まります。ここは皆さんが考えることでしょう。しかしここには注意すべきことがあり、支払いを全て終えたからといって異動は消えない仕組みとなっています。なぜ?と思うかもしれませんが、ここは法律で決まっており全ての支払いが終了してから5年間は異動の事実を信用情報に記載しておかなければならないとなっているんです。つまり、ブラック状態についても支払いを終えてから5年間は続いてしまうということを意味しています。この点に関しては法律が改正されるなどしない限り、私達にはどうすることも出来ない部分となっています。

クレジットカードのブラックになってしまったら、いち早くその状態から抜け出すためにも支払いを全て終えることが先決です。しかし皆さんが勘違いされているように払えば良いというものではなく、そこから5年の歳月を経てブラックは解除されるのです。一度ブラックになってしまうとかなり長い期間不自由を被ることになります。そうならないためにも、支払い遅れなどが無いように正しく支払うことが大切なのです。

■ブラックが終わるまでの期間は?

クレジットカードの審査に非常に通りにくくなる状態のことを世間ではブラック状態と呼んでいることでしょう。このブラック状態ですがどれぐらいの期間が経てば解消されるのでしょうか。実はブラック状態と一言に言っても複数の場合が存在しています。今回は皆さんが知っていること、知らないことを含めて場合分けをして考えてみたいと思います。

・債務整理をした場合
クレジットカードに限らず各種ローンなどの支払いが行き詰まってしまい債務整理をした場合、信用情報機関にその事実が記載されてしまいます。この事実が記載されている間はブラック状態となってしまい新規に借り入れやクレジットカードを発行することは基本的には出来ません。この情報ですがそれぞれの信用情報機関によって異なるものの、5-10年間情報が記載されることなっています。それぞれのクレジットカード会社がどこの信用情報機関を参照しているかにもよりますが、最低でも5年間は記載さており長い信用情報機関を参照していれば10年間はブラック状態となってしまいます。
また債務整理に関して時々、情報の削除が可能といったデマが出回ることがありますがこのような事実はありませんので怪しい業者などには釣らないように注意が必要です。

・支払いが遅延している場合
これが一般的によく知られているブラック状態でしょう。これは支払いが遅延したことによって信用情報に「異動」が記載されているケースです。この場合は残っている支払いを全て解消してから5年から7年間はブラック状態となります。よく勘違いされているのですが、支払い遅延を解消しただけではブラック状態が解消されるわけではありません。またこれは異動が記載されている場合であり、入金ミスなどで1日遅延したと言った場合のことではありません。この程度の遅延も起こすのはよくありませんが、これで異動が記載されるようなことは基本的考えられません。

・連続申し込みによるプチブラック
短期間に多くのクレジットカードに申し込みをしてしまうとプチブラック状態となってしまいます。基本的にクレジットカードは作った時点でそれだけのお金を使えるのと同義になってしまいます。そのため短期間での連続申込みはクレジットカード会社に良い印象を与えません。この場合、信用情報への申込み履歴の記載は半年間となっています。短期間での申込みをしすぎた場合は、半年程度期間を空けることでプチブラック状態からは抜け出すことが出来るでしょう。